制作情報
■ 転写加工とは?
無地の陶磁器に、転写紙とよばれるフィルム状のシートを貼り付け、約800℃で焼きつける絵付方法です。
転写紙は吸水性のよい台紙(和紙など)に水溶性の糊を印刷し、その上に、上絵の具を何色か印刷、
さらにその上からガラスの皮膜となるようなものを印刷して、
最後に薄いアクリル樹脂膜のカバーコートと呼ばれる保護膜を覆いかぶせるように印刷したものです。
今ではほとんどの陶磁器がこの加工方法で印刷されています。
<転写加工の特徴>
◆ 多色印刷が可能です。
(1色~フルカラーまで対応できます)
◆ 細かい柄まで再現可能です。
◆ 日常の使用で消えてしまったり、
直射日光で変色することはありません。
◆ 高温で焼き上げて発色させるため、
紙の印刷のように発色しない色があります。
◆ フルカラーなどの多色印刷の場合は、
CMYKの4色だけでの再現が難しくなります。
◆ 多色のために、版代が高価になります。
■ 銅板加工とは?
■ THE 職人芸
釉薬ってどうやってかけているの?
『CoVスリーカラーマグカップ』
このマグカップは同じ3色の釉薬を1色ずつ手作業で、かけ分けとても手間の掛かる製法で作られております。 色と色の交わるところがきれいに溶け合い、釉薬による色の変化(窯変)がきれいに出るように職人さんの心配りがされています。 手作業の為、色の柄はどれも少しずつ違っておりますが、同じものがないので「自分専用」として毎日使いたくなりそうですね。
さらに、スタイル抜群な細身のマグに持ちやすさを考えた幅広で大きめな取っ手はとても持ちやすく出来ています。 毎日の生活の中で、色彩豊かな「器」は使う人や周りの空気をも明るくしてくれそうです。
1:マグの素焼きを用意します。
2:一番下の色の釉薬をかけます、この場合は茶色になります。
3:釉薬を吸収、乾燥させます。
4:真ん中の黄色の釉薬をかけます。口の方から釉薬の中に入れていきます。職人わざが出てくる所です。
5:口元と内側に付いた釉薬をスポンジできれいにふき取ります。
6:釉薬の吸収と乾燥です。
7:マグの内側にベージュの釉薬をかけます。
8:最後に3色目の釉薬で内側と同じベージュの釉薬を口の方からかけます。
9:乾燥させて、ついに釉薬のかけわけの完成でーす。
10:最後の乾燥です。
11:きれいに並べ、均等に熱が入るようにします。
12:窯の中は無駄のないように他の商品も一緒に焼成いたします。
オリジナルデザインの入稿について
*単色印刷の場合 (1色印刷)
紙原稿、データ原稿とも印刷色に関係なく、黒(スミ)で原稿を作り、
別途印刷色を指示してください。
黒(スミ)の部分がご指定の色で印刷されます。
*多色印刷の場合 (特色の多色印刷)
すべてベタのみで、2色以上使用する場合は、色の境界が分かるように原稿を作成してください。
色の配置がはっきりしている場合は黒(スミ)1色で原稿を作り、別途配色の指定をご指示ください。
データ原稿の場合は出来上がりの色でデータを制作してください。
*フルカラー印刷の場合
原画、スケッチ、カラーポジ、写真などは、そのままお送りください。
但し別紙に原稿として使用する部分を指示したコピーなどを同封してください。
原稿が手描きの場合は製版の都合上、そのまま表現されてしまいますのでご注意ください。
※データ入稿の場合はWin/Mac両方に対応しており、
Adobe Illustrator CS5
Adobe Photoshop CS5まで入稿可能です。
※Illustratorにてフォントを使用している場合はアウトライン化をしてください。
※Photoshopの場合は高解像度のデータ(800dpi~1200dpi)を推奨します。
カラーモードがRGBの場合、CMYKに変更してください。
入稿方法はメール添付(2MB以内)、もしくはMO(640MBまで),CD,DVD, USBメモリを郵送してください。
※尚、データで入稿される場合は必ずバックアップをおとりください。
紙原稿の場合はファックスでの入稿は受け付けておりませんので直接お送りください。